2016年10月8日土曜日
「ジュラシック・パーク」 マイケル・クライトン・作
この本を読んだのは、小学校4年生の時。
ちょうどマウスキーの中で、恐竜ブームが巻き起こっていた時だ。
当時、この小説はかなり話題作だったのではないだろうか?
ただ、ジュラシック・パークなのに、白亜紀後期の恐竜が多いというのが子供の頃に突っ込みどころだと思っていた。
しかし、最近姉マウスキーとそんな会話をした時に「経営者側に立った時、どうネーミングするか考えてみろ」と言われ、「ああ・・・ジュラシック・パークだ!」と、今になって悟ったという事があった。
どうでもいい話はここまでにして、ざっくりあらすじを紹介しよう(知ってるだろうけど)。
恐竜を現代に蘇らせる科学力を手に入れた大金持ちの爺さんが、それを使ってテーマパークを作ろうと考え、サファリパークならぬ、ジュラシックパークを作る。
で、色んな学者を招いて、開園の前に色々とみてもらう事にするが、恐竜が大暴走。
暴走した恐竜たちは、科学も人間も踏み散らかし、人々を恐怖へ陥れる。そんな感じである。
マウスキーは、この話に出てくる、ジュラシック・パークを作った爺さんの孫娘が嫌いだった。映画では兄妹から姉弟に変更になっていたが、むしろそっちの方が好きだと思うぐらいである。
そのぐらい、酷い孫娘だった。
どれだけ酷いかというと、空気読めたら絶対静かにしてるよなってところで「やだ!」とか「こわいもん!」みたいな事を大声で叫んだり、悲鳴をぎゃーぎゃーあげたり、とにかく心臓がいくつあっても足りない要素を彼女が担っていたと言っても過言ではない。
映画と違って、読み進めながら憤りを胸に感じたいならば、是非、原作を読んでみるのもいいだろう。
マウスキーは映画の方が好きだけれど、とても面白かった本の一冊だ。
あと、お気に入り制度はやめた。
星を記入するのが大変だと気づいたからである。
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