2017年3月14日火曜日

「愛の妖精」 ジョルジュ・サンド・作



タイトルだけで思わず逃げ出したくなるほど、ロマンチックなタイトルである。

読んでみようと思ったきっかけは、ジョルジュ・サンドがどんな小説を書いていたのか、読んでみたかった、ただ、それだけの理由だ。

男装をしていただけに、男が書いたような話なのだろうか、と、いう事も気になった。

話のストーリーは、実はあまりよく覚えていないのだが、少女漫画っぽい話だったと思う。

田園の中で、女の子と男の子が恋愛によって色々成長していく話だったと思う。
他には、二人が仲良くしてたら嫉妬されるとか、そんな感じの事があったりしたと思う、確か。

でも、特に大事件が起こるというわけでもないし、惚れたはれたとか、愛で成長するとか、人間関係の事とか(田園小説なら、そういうのがメインか・・・)そんな感じだった。

時々、読んでいて、誰が、誰だったか分からなくなって、途中で幾度となく挫折しかけた事もあったが、何とか急ピッチで読破。

悲劇的な話ではなかったし、「田園小説って感じだ」と、爽やかな風が何となく吹いたような気がした。

大事件が起こらない恋愛ネタの話を、いかにマウスキーが理解出来ないのかを感じた小説だ。

そして、思った。

ジョルジュ・サンドはとても女性的な人だったのだな・・・まぁ、そうだろうな・・と。

何だか、納得したような気もした。

好奇心は満たされたので、再読はしませんでした。

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