2017年3月20日月曜日

「マクベス」 ウィリアム・シェイクスピア・作



前回、「ハムレット」について感想文を書いたので、今回は「マクベス」について書く事にする。

ストーリーは、マクベスが魔女の予言と奥さんに後押しされ、国王を暗殺し、自分が王になるという話だ。
結局、国王になったはいいが、不安でいっぱいのマクベスは、魔女に再々アドバイスを求めたり、邪魔な奴を排除したりと、一応は忙しくはしているのだが、良い政治が出来ない。
結局は、暗殺した国王の息子に復讐される、という感じだ。

シェイクスピアの四大悲劇でも、一番にハラハラドキドキしながら読んだ作品である。

物語の見所は、頼りなく、いちいちと奥さんに叱られていたマクベスが、最後になると、奥さんの後押しがなくても大丈夫なぐらい悪役として大成していくところだ。

ちなみに、感激するほどにマウスキーが抱いたマクベスが映像化してあった映画がある。
それは、ポランスキー監督の「マクベス」だ。

こちらである。

他にも色々あるだろうが、俄然、ポランスキー監督の「マクベス」にマウスキーは投票する。

どうやら、好きな本を読んだりすると、映像化してある映画を観たり、舞台を観たり、音楽を聴きたくなるらしい。

ちなみに、ヴェルディの歌劇「マクベス」も、かなりシェイクスピアしている。

ポランスキー監督とヴェルディ以上に、マクベスを表現できる人はいない、今までそう信じてきた。

しかし、最近は、宮藤官九郎の「メタルマクベス」という存在が、物凄く気になっている。
You tubeでチラッと見てみたのだが、これもかなり「マクベス」だったのだ。

やはり、マクベスの物語自体が、陰謀、野心、予言、復讐、様々なドラマを盛り込んでいるため、作品にしやすいのかもしれない。

四大悲劇の中では、一番にエンターテイメントに溢れた話だと思う。

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