はい、また出ました。
同性愛ネタ。
ストーリーは、アル中の奥さんと、同性愛者の亭主の物語である。
お互いが相手の事を言える立場でないので、割と妥協して仲良くやっていたと思う。
途中で、同性愛者の亭主の恋人だか愛人が登場したりもしたが、特に問題は起こらなかった。
そういえば、主人公の亭主と、その愛人と、他にも同性愛の登場人物がいたかもしれない・・・ゲイ率高くないか?・・・と、少し統計学的に心配になる割合だった。
ちなみに、この小説で面白いと感じたのは、ストーリーではなく、アル中の奥さんと、同性愛者の亭主が、一章ごとに交互に一人称で語るというのが面白かった。
それでいて、お互いがお互いの事をケチつけたり、愚痴ったりしている一人称というわけでもなく、ちゃんと愛情もあるようだし、特に問題ないんじゃないだろうかと思った。
あと、小説の中で印象に残った事といえば・・・アル中の奥さんが、シーツにアイロンをかけるというシーンがあった事だ。
シーツにアイロンをかけたりする方法がこの世に存在する事を、マウスキーは知らなかった。
こんな衝撃は、かなり序盤の方に書かれていたと思う。
感動するとかいう話じゃなかったけれど、小説ならではの味わいを感じた本だった。
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